霊山寺(三重県伊賀市)について
伝教大師開基と伝える黄檗宗の寺。古くは山頂にあり、七堂伽藍があって世人の信仰を集めていたが、天正の兵火により焼失した。唯一焼失を免れた本尊十一面観音世菩薩が奉られている他、多数の寺宝を収蔵する。参道周辺には石仏が並ぶ。境内には県天然記念物のオハツキイチョウの大木があり、黄金に色づくさまは見事。また、寺周辺及び林道沿いには約500本の桜が植栽されている。
休憩所や遊歩道も整備され、霊山山頂への登山口としてハイカーに利用されている。
標高765.8mの霊山山頂からは四季折々の美しさが映える伊賀盆地を見渡すことができる。また、周辺の天然林に群落をなすアセビ・イヌツゲは県の天然記念物に指定されている。
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所在地 |
〒519-1412 三重県伊賀市下柘植3252 電話番号 0595-45-4680 |
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交通アクセス |
(1)JR新堂駅から車で15分 (2)名阪国道伊賀ICから車で10分 |
基本情報を見る
霊山寺は三重県伊賀市にあるお寺です。伊賀上野に位置し、開山は高僧、慶雲大師(かつうんだいし)といわれています。妙心寺の別院として開かれたとされ、正法眼蔵をもとにした日蓮宗の総本山として有名です。
霊山寺の建物は、本堂・納経堂・開山堂・五重塔などの正堂や、巻経堂・書庫などの山門、池塘などがあります。また、本堂前には基地家として祭壇や開山坐像があります。
霊山寺には、慶雲大師の舎利塔、赤穂浪士像、慶雲大師像などの象徴的な建物があり、歴史的価値もあります。また、蔵経や八十八ヶ所霊場巡りが行われ、霊山寺は全国の巡礼場所としても知られています。
霊山寺は、当初のお寺の姿を保ちながら、近代的な仕様となっています。お坊さんが守る霊山寺は、参拝客をもてなし、美しいお寺の雰囲気を楽しめる場所となっています。
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